こんにちは!
前回ボディの塗装が完了したストラトス
乾燥したのでいよいよボディのデカール貼りに進みます!
今回は全国30万人の「ストラトスのデカール貼りに挫折した人」に贈る
デカール貼りの決定版記事をお届けします。
以下、今回のハセガワ製キットの場合のワタクシがベストと考えられるデカールの貼り方です。
デカールは柔らかい性質と判断しました。
手法
①このキットのデカールは基本的に余白をカットする必要が無い。
②デカールを水に漬ける時間は10秒、引き上げてからデカールが台紙から動くようになるまで待つ。
③ボディに先にマークソフターを塗らない。デカールが柔らかいので位置決めをやっているうちに溶けてしまう可能性がある。
④ボディにデカールを置き、位置調整を十分確認してから薄くマークソフターを塗る
⑤10秒ほどで濡らした綿棒でデカールを押す様に密着させる。(長時間放置で溶けます)
⑥デカールの中央部から外に向かうように綿棒を転がす。濡らした平筆も併用する。
⑦曲面部分はさらにマークソフターを塗りデカールの溶け具合を観察しながら綿棒を
当てていく
⑧綿棒で力を入れすぎると溶けたデカールが変形する場合がある。
⑨マークソフターを付けすぎ溶ける量が多いとデカール表面が縮むようになりますが
慌てて綿棒でこすってはデカールが破損します。縮みが発生した場合はそのまま放置で
構いません。30分ほどで馴染みます。
⑩左右対称のアリタリアカラーなのでボディ中心線を意識して作業する。
⑪マークソフターは少量を何回も塗るイメージで使用しましょう。
⑫余分な所に付いたマークソフターは濡らした平筆で拭き取る。(ボディにまだらに跡が残ります)
こんな所です。
マークソフター
デカール軟化剤です。今回のデカール貼りに絶対欠かせないアイテムとなります。
一枚目は一番大事な所で最大の鬼門 フロントのデカールです。
1枚の面積が大きくさらにボディには沢山のスリットがあるのでこの1枚ですべてが決まります。
このデカール、恐ろしく精密で余分なデカール周りのノリがありません。
発色も鮮やかで本当に素晴らしいデカールです。
デカールはメーカーによって性質が全く違います。
デカール自体の硬さも様々、溶けやすさも様々です。
マークソフターを使う場合はまずは目立たない所から少量づつ試し、軟化するスピード、デカールの溶け方を体感していく必要があります。
細かく見ていきましょう
ドア下部の緑ラインのピレリのPの文字の上、デカールが溶けすぎラインがおかしく
なっています。(マークソフターの使い過ぎと綿棒で押さえすぎ)
ウィンドウ後方のエアインテーク部分、デカールが足りていなくて白く見えています。
ここは後から緑を面相筆タッチアップします。
反対側も同様です。
完璧は望まず修正ありきで考えます。
ドアに貼られたサンドロ・ムナーリの名前だけでグッときます。
難関のリアルーバー部分
仮組みしてイメージを確認します。
マスキングテープでセンターラインを引きガイドにします。
ルーバー部分のデカール貼り完成、凸凹していますが時間が経てば馴染みます。
綿棒で優しく押さえながら馴染ませます。
良く見ると修正が必要なのが解りますね。
大きなミス デカールが欠けてしまいました。
でも問題ありません。 補修できます。
大まかにデカール貼りが完了したボディ。
大変ですがガッツリ集中させてもらえます。いやぁお腹いっぱいの満足感です。
今回の作業はここまで
次回はクリアー塗装と足回りかな?
つづく
おまけYouTubeは【Pfeifer Motorsport Videos】
33秒にストラトス登場
絶妙のアクセルワークを見せてくれます!