こんにちは!
本日は主に合わせ目消しの作業となります。
飛行機模型において避けては通れない工程ですね。
胴体張り合わせ部
胴体と主翼の結合部
胴体と垂直・水平尾翼の結合部
などがあります。
さらに困った事にこれらの合わせ目を消そうと頑張るほど
パネルにある細いモールド(スジ)が消えてしまいます。
まずは合わせ目を消す、そしてモールドは再現する方法をとります。
作業前に使わないキャノピーを胴体に取り付けます。
不用意に触れて内部を破損させない為です。
胴体横にも機銃が付いているのでキャノピーでカバーします。
画像は主翼に付くエンジン部分です。
合わせ目に隙間と大きな段差がありパテを沢山盛り付け削り込んでいます。
グレーの部分がパテです。
パ手盛りと削り込みでモールドもかなり埋まったり消えたりしています。
胴体部はあわせ目を消した後にサフェーサーをエアブラシで吹き付け確認します。
上記作業て埋まったモールドは後で彫ります。
尾翼取り付け基部の状態
水平、垂直尾翼の取り付け。大きなかんぬき状で強度は確保されています。
こちらは隙間がほとんどでなかったので
サフェーサーを筆で塗ります。
シンナーを含ませた綿棒でさーっとやると余分な
サフェーサーが取れ結合部に少しだけ残ります。
こうすればペーパーがけが少しですみますので、
モールドを守れるわけです。
全体像
詳細な画像が無く申し訳ないのですが、モールドの掘り直しには
専用のケガキ針を使うのですが、戦闘機は曲面が強く薄いプラ版を曲げて
貼り付けてガイドにし、慎重に掘っていきます。
実際は「カクッ」と違う方向に針が進み単なるキズになったりします。
自信の無い方はカッターの刃を長めに出し、消えたモールドの上からノコギリを引くようにゆっくり薄く線を付け、それからケガキ針で掘っていくのがやりやすいと
思います。
続いてエンジン部
フラットブラックの上から焼鉄色を塗装、ドライブラシでシルバーを塗装
ドライブラシ技法は筆につけた塗料をふき取り、ほんの少し残った塗料をポンポンと
筆を軽くこすりつけ色を付ける技法です。
使い古した筆をドライブラシ専用にしたらよいと思います。
エンジン搭載仮組み
プロペラがデカイ!
いよいよ最大のイベント!胴体と主翼の結合です。
主翼が付くと胴体へのスジ彫りがやりにくいので主翼結合までに終らせておきましょう。
結合部にサフェーサーを筆塗りしていきます。
さすが1/48スケール 堂々たるサイズです。
カッコイイですね。
ここまで長かった。
後方からの眺め。
主翼結合部にはまだサフェーサーが必要ですね。
先に進みたい気持ちを押さえつつ細部を確認していきます。
内部構造や細部の良い資料だと思います。
搭乗員の方々は皆誇らしく自信に満ちた顔をしていますね。
当時の軍人とはまさに武士であり現代の私たちには想像も出来ない誇りが
あったのでしょうね。
つづく